2008年7月17日

コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 第3話

最初にハッキリ言います。このドラマ、研修生4人も必要ないぞ!

1時間ドラマで1話のうちに4人の研修生それぞれの成長を描くのは無理があるんではないですかね。1話で1人だけにしぼって描いた方が深みがあるドラマになると思うんだけど・・・。

現状は、ハッキリ言って薄っぺらいです。

せっかくの医療ドラマなんだから、もっと医師、看護師、患者など、それぞれの立場について、それぞれの角度から内面深くまで掘り下げて描写してほしいです。

たとえば今日の第3話、ビルの55階から飛び降りた男の人、飛び降りても死ななかったことだけが強調されてて、他の話が一切ないですよね。なんで厄介そうなのかも触れてないし、そもそもどんな理由で飛び降りたのか、背景に何があるのかさっぱりわからない。医療ドラマなのに、単に薬物中毒ってだけで片付けてどうするんですか?

どうして薬物に依存するようになったのか?きっかけは何なのか?そもそも何をやってる人なのか?趣味は何か?友人や家族の状況は?生活環境は?生い立ちはどうなのか?まったく視聴者に明らかにされないんですね。

つまり「人間が描けてない」ってことです。

キッチリ人物を描写した上で最後のシーン、冴島はるか(比嘉愛未)が厳しい言葉を投げかけると、厳しく当たった理由もわかるし、それを受け止める気持ちも理解できて効果的なんですけど、残念です。

緋山美帆子(戸田恵梨香)の弁護士の患者も中途半端。

藤川一男(浅利陽介)の患者、急性虫垂炎の南ちゃんにいたっては、つきまとっているストーカーっぽい男までいて薄い。自殺未遂で今度は患者になるけど、そこから先が広がらないんだったら、自殺未遂させる必要もないし、そもそも南ちゃんを登場させる必要がないと思います。

毎回毎回、4人に事件を設定するのは、欲張りすぎに感じます。
つまり、研修生4人っていう設定が多すぎると思うんですね。2人でいいやん。そしたら、全11話ぐらいでもじっくり話が展開できるのに。今は急いで進行してるような感じです。『四つの嘘』も4人出てくるんだけど、あっちの方が展開が落ち着いてます。1話完結タイプでないからかもしれないけど・・・。

今日だったら、白石恵(新垣結衣)の脳腫瘍の患者に絞るべき。亡くなった息子の姿が幻覚となって現れてるのを見て、「息子のことが忘れられなくて辛い」と勝手に誤解した白石恵。

忘れられなくて苦しいんじゃなくて、忘れるから苦しい。最愛の息子なのに、死んで1年も経つと、関心が薄れていく。

こう言われて初めて自分の誤解に気づく白石恵。そのジレンマを理解するのが医師。膝を交えて話をしたらだんだんわかってくるかもしれない。それでもわからないかもしれない。でも、正面から向き合って患者と対するのが医師の役目。あるべき姿なんでしょう。

単に病気を治すことだけでなく、患者の気持ちを汲むことが大事。

この辺は、患者が物ではなくて人間であって、1人1人名前があるから名前で呼ぼうとする白石恵の考えにうまくつながると思うから、じっくり描いてほしかったです。・・・今日のテーマはこれだったわけだから。

HANABI

キャスト:藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、冴島はるか(比嘉愛未)、藤川一男(浅利陽介)、田所良昭(児玉清)、森本忠士(勝村政信)、梶寿志(寺島進)、西条章(杉本哲太)、三井環奈(りょう)、黒田脩二(柳葉敏郎) 他

脚本:林宏司
主題歌:Mr.Children「HANABI」

公式サイト: http://wwwz.fujitv.co.jp/codeblue/index.html
コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 第3話 視聴率: 16.0%

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