2008年7月20日

Tomorrow 第3話

最初、いきなり何の前触れもなくバイクの息子が父の元にやってきて就職祝いを返したのは・・・。そう、今日のテーマは親子の絆。

父と子の間にあるわだかまりの感情。父と子ってお互いの気持ちを腹を割って伝えるなんてことはあんまりしないから、誤解があればすれ違ったままだし、どんどん疎遠になったりします。その辺が『Tomorrow 第3話』、うまく描けてると思います。それに加えて、両親と喧嘩すらできない田中愛子(菅野美穂)の境遇に結びつけているところはうまいなぁって思いました。2つの生体腎移植が親子の関係を修復へと導くのは、感動しました。ベンガル、渋いですね。セリフなしで目や顔の表情だけで演じられる俳優はそんなに多くないです。

そして、このドラマ『Tomorrow』の大きなテーマが病院の再建。

こんな風に書くと血も涙もないやつだとか言われそうですが、倒産したのでは元も子もないんです。小児科や産婦人科を閉鎖してでも金になる透析センターを作るのは、経営者としては賢明な判断だと思います。経営が軌道に乗ってから不採算の診療科に手を出しても遅くはないです。赤字が解消できずに病院がなくなることを考えたら、合理的でしょう。

経営者としては、遠藤紗綾(緒川たまき)はすばらしいと思います。彼女もみんなからは嫌われる立場だけど、病院の建て直しという使命があるからこそ、心を鬼にしてやってるんでしょう。

子供の患者が夜トイレに行くのが怖いと言ったのを聞いて、一緒についていくシーンを見て、血も涙もないやつだと思っていた遠藤紗綾が実は優しいところも持っていることに気づいたことでしょう。まあ、人間ですからね、冷酷な中にも人間味があるのが普通かもしれません。人物を考えるときは、ついつい極端な性格を考えがちですが、人間って複雑にできてるんですよね。

まあ、遠藤紗綾が医師としてではなくて、元医師の経営コンサルタントみたいな立場だったらおもしろかったかもしれないですね。医師と経営者の兼任はやっぱり中途半端かなと思います。遠藤紗綾の違った一面を見た森山航平(竹野内豊)も、こっちはこっちでやっぱり医師としてではなく、経営陣として市役所の事務職員としての立場を貫き通してほしかったんですが、結局医師に戻ることに・・・。ちょっと残念かな。

久しぶりの現場復帰だから、森山航平も手術勘を取り戻すため、陰で努力してます。
イメージトレーニングって重要なんですね。『白い巨塔』の唐沢寿明を思い出しました。

さあ、次回はついに森山航平と田中愛子の過去の接点がクローズアップされます。田中愛子はどう感じるでしょうか?2人は今までどおりの関係を保てるのか、興味深いですね。同じ医療ドラマとして、『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』よりは内容が濃いです。

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)

脚本:篠?絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第3話 視聴率: 13.5%

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