太陽と海の教室 第6話
人間はどうして泣きながら生まれてくるか知ってる?
生まれてくるのが嫌だからよ。
いきなりドキッとするような船木真由(前田敦子)の一言です。インパクトありますね。
地下にUFOの前線基地があるの。
そんなのあるわけないでしょ。全部私の妄想なんだから。
おおおっ、関西名物一人ボケツッコミの超高度な応用パターンですね。
でも、船木真由、自分でわかってて演じていたんですね。うーん、難解です。
私には誕生日がありません。
おめでとうって言われずに生まれてきたの。
両親に捨てられた悲しさが、そうさせたのでしょうか。注目を集めるためのパフォーマンス。この世での自分の存在を意味あるものにするために必死になっている。
熊本の慈恵病院が設置している赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)を思い出しますね。「泣きながら生まれてくるのは、生まれてくるのが嫌だから」っていう船木真由の言葉もあながち間違いだとは言えません。この世に生まれた繰る人間、すべてが望まれて生まれてきたわけではない、生まれてきたくて生まれたわけではない・・・そんな気にさせられます。
すべてを失った人は泣き叫んだりしないんだ。呆然とそこに立ちすくんでいる。
もう一度泣くことを笑うことを思い出させる。
僕はここにいるぞ、私はここにいるって叫びながら生まれてくるんだ。
櫻井朔太郎(織田裕二)が独特の言い回しで表現します。生まれながらに自己主張している生き物なんですね。
助けてって素直に言えないときってあるじゃないか。
彼女が出してるSOSだと思うよ。
赤ちゃんみたいに泣き叫ぶことができないから、「今夜地球が滅亡します」とか突飛なことを言って世間の注目を集めようとするんです。これはこれで船木真由の生き方、筋が通っています。
校庭の誕生日おめでとうのシーンは泣けましたね。櫻井朔太郎が作ったイルミネーション、力作ですね。
今日はお前とご両親が初めて出会った日なんだ。
親と子が初めて出会った日でもあるんだ。
誕生日は、ご両親がお前のことを愛してるっていう証明なんだよ。
これで船木真由の件は一件落着。前田敦子もなかなかいい演技でした。
一方で解決していない話がありまして・・・。
必修科目の単位数が不足している話と次原雪乃(大政絢)の自殺願望の話。
スタイルがよくて美人で周りにちやほやされていても、幸せとは限らない・・・自分が望んでいる幸せってそういうことじゃない。そんな次原雪乃(大政絢)の不安で不満な気持ちが『自殺入門』という本を買わせることになったのです。
目に見える風景と心の中の風景は違うよ。
私に見えるこの世界の風景は、焼け野原だよ。
田幡くん、お願い。私と一緒に死んでほしいの。
なんであそこでサイモン&ガーファンクルの『The Sound of Silence』がBGMに選ばれてるんでしょうね?現代社会の中での孤独、虚無感を伝えたかったのでしょうか?次回にも続きそうなので、その辺をしっかり理解したいです。ひょっとしたら、この『太陽と海の教室』の最大のテーマになるかもしれません。
田幡八朗(濱田岳)は次原雪乃(大政絢)と一緒に自殺してしまうんでしょうか?そこに櫻井朔太郎が入る隙はないんでしょうか?
キャスト:櫻井朔太郎(織田裕二)、榎戸若葉(北川景子)、根岸洋貴(岡田将生)、白崎凛久(北乃きい)、田幡八朗(濱田岳)、屋嶋灯里(吉高由里子)、楠木大和(冨浦智嗣)、日垣茂市(鍵本輝)、澤水羽菜(谷村美月)、川辺英二(山本裕典)、貴林優奈(黒瀬真奈美)、三崎雅行(中村優一)、次原雪乃(大政絢)、伴野圭吾(賀来賢人)、船木真由(前田敦子)、藤沢理紗(忽那汐里)、赤木保則(池田鉄洋)、真山春佳(吉瀬美智子)、与田典人(今井ゆうぞう)、槇村肇(小林すすむ)、柴草修平(八嶋智人)、長谷部杏花(戸田恵子)、神谷龍之介(小日向文世)
脚本:坂元裕二
主題歌:UZ 『君の瞳に恋してる』
『太陽と海の教室』公式サイト: http://wwwz.fujitv.co.jp/sun-ocean/index.html
太陽と海の教室 第6話 視聴率: 14.0%



