ゴンゾウ 伝説の刑事 第10話(最終回)
最初、黒木俊英(内野聖陽)と佐久間静一(筒井道隆)がやり合ってるシーン、手前の木の枝の隙間から佐久間の顔だけ切り取られてるところ、よかったですね。この後にも枝の間からっていうカットが何度かありました。乙部の生家で佐久間が撃たれるシーン、そして黒木と佐久間が退院して公園で会ってるシーン。映像の見せ方が上手だなって思いました。
さ、いよいよ最終回なわけですが・・・。最終回始まってもまだ乙部功(内田朝陽)の目的がわかりませんでした。それもそのはず、8歳のときに両親が死んでいたとは・・・。しかも死に方がトラウマになるには十分の苦しく思い出したくもない過去です。父の母子に対する常軌を逸したDV。それにに耐え切れずに母は父を殺してしまいます。そして自殺した母。
この時点ではまだ明らかにされていない衝撃の告白がもう一つ後に控えていました。さらに、乙部は患者として松尾理沙(大塚寧々)の元に通っていたとは。どこまで複雑に絡み合うんでしょう、このドラマは。
乙部に撃たれて倒れたゴンゾウ。あの瞬間、何を考えたんでしょう?佐伯杏子(池脇千鶴)が待つところにようやく自分も行けるって安心したんでしょうか。やっと死ねるって・・・。あの何ともいえない微笑みは、あっちの世界に行ける喜びの表情だったはずです。
でも、銃弾は防弾チョッキの途中で止まってました。またしても死にそびれた黒木です。
生きていいのか?
ようやく生きていく決意をした黒木でしたね。この時点では、
あなたに解決はさせません。無様に行き続けてください。
と言ってた佐久間の思い通りだったんですけど・・・。
黒木の執念が一枚上手でした。
愛を与えただと?
僕のお母さんね、いっつも殴られてたの。
だから僕が父さん殺した。
衝撃の告白を聞いても冷静でした。
愛は与えれば必ず返ってくるんだ。
愛なんかじゃない。お前がやってることは愛なんかじゃない。
愛に裏切りはない。
ついに乙部の暴走を止めました。さすが黒木です。
さてさて、事件解決後、しばらくたって退院した黒木と佐久間。公園で会ったときに本音で語り合います。3年前、お母さんの病気のとき、佐久間が間に合わなかった件を謝罪する黒木。
ずっとあなたの亡霊と戦ってきた。
黒木ならもっとうまくやってただろ。黒木ならもっと早く解決してただろ。黒木なら黒木なら・・・。
乙部の身柄を確保して、佐久間が両脇を抱えられながら再び現れたシーン、佐久間のあの表情、なんとも言えませんでしたね。「やっぱり俺は黒木にはかなわない」と観念したかのような、もう黒木に勝とうなどと金輪際考えないようにしようというあきらめの表情でしたね。
暑くて長かった夏が終わるんですね。
遠藤鶴(本仮屋ユイカ)の言葉がシミジミと胸に響きます。いいドラマでした。
この世界に愛はあるの?
キャスト:黒木俊英(内野聖陽)、佐久間静一(筒井道隆)、遠藤鶴(本仮屋ユイカ)、日比野勇司(高橋一生)、氏家隆(矢島健一)、岸章太郎(菅原大吉)、田端ルミ子(吉本菜穂子)、天野もなみ(前田亜季)、寺田順平(綿引勝彦)、松尾理沙(大塚寧々)、佐伯杏子(池脇千鶴)、岡林和馬(白井晃)、乙部(内田朝陽)
脚本:古沢良太
主題歌:小谷美紗子 「Who-08-」
ゴンゾウ公式サイト: http://www.tv-asahi.co.jp/gonzo/
ゴンゾウ 伝説の刑事 第10話(最終回) 視聴率: 12.4%


コメント
こんばんわ、2週間ぶりのご無沙汰です。
どうです?私の推理(というか閃き)、「当たらずしも遠からず」って感じでしょ?どちらかというと、ピントがぼけていて、「道順は違うけどゴールにはたどり着いた」みたいな当たりかたですが…。^_^; そもそも、実はこれも脚本の罠の内で、すっかり相手の手の平で遊ばされた感じかもしれませんね。それぐらい、そこかしこに仕掛けがあり、上手い裏切りがあり、楽しませてもらいました。
ところでドラマの本筋ですが、乙部の犯行と告白、(当人にしてみると重いことでしょうが、)全体の作りこみの巧妙さからすると、少々物足りない印象でした。
どちらかというと、佐久間(筒井道隆)の黒木(内野聖陽)に対して胸の内を明かすシーンが良かった。ストーリーの前半から、昼ドラばりの怨念を抱えている復讐劇のように思わせつつ、最後の独白。『ずっとあなたの影に怯えていた』と、そしてそれを振り切るために、今回の捜査に引きずり出したと。この部分が、見ていてとても気持ちがよく、スッキリしました。
あともうひとつ、最後のおふざけで、鶴(本仮屋ユイカ)のメイドコスプレ。緊張感のあるシーンの続いたので、不意を突かれました。
さて、とうとう終わってしまいましたね。すべての謎が解けたのと引き換えに、毎週の楽しみがなくなるのが寂しくもあります。この形態のストーリーですと、「相棒」などのように続編のシリーズ化も難しいでしょうね。
Posted by マーヤン at 2008年9月13日 04:01
たしかにこのドラマの壮大なスケールから考えると、乙部の動機がちょっと弱いような感じはありましたね。まあ、最後の最後で乙部の過去も説明してくれてたので、幼少期の体験が乙部の今の人格を形成しているんだなぁというのは伝わりました。
多少動機はあるにせよ、結局のところ無差別殺人っぽいのは、ちょっとガッカリ感もあるけど、しょうがないですかね。
佐久間と黒木の関係はよく描けてたと思いますね。完全に描ききった感じだし、続編があるとしたら佐久間を外すしかないですけど・・・。黒木の心の奥底も伝えてしまったので、これで完結なんでしょうね。
充実したドラマでした。
Posted by ちょぴん at 2008年9月13日 08:45
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