篤姫 第49回
清水家のお屋敷に移る静寛院(堀北真希)のあの寂しげな表情が何とも言えません。
大奥を去るのがこれほどまでに寂しいものとは思いませんでした。
身の回りが落ち着きましたら、徳川宗家が再び江戸城へ入れますよう、朝廷に嘆願いたします。
私はやろうと決めたことを信念を持ってやるまでにございます。
それこそが母上様から学んだことに他なりませぬゆえ。
でも、こう言い終わった後の静寛院の穏やかな表情もまた、いいものですね。
江戸城を去る天璋院(宮崎あおい)、
上様、私は上様との思い出を胸にこの大奥を去ることにいたします。
しばし感慨にふけっています。大奥でのこれまでを振り返ります。
さらに、他の者たちも。
おそれながら、天璋院様なればこそ、こたびのことを乗り切れたものと思っております。
大奥を閉じるのが私の役割であったと申すのか?
あなたさまが選ばれしお方だったと思います。
こう言った滝山は、大奥とともに消える・・・どこかでひっそりと余生を過ごすとのこと。
本寿院(高畑淳子)は、一橋邸に移る前に大奥で最後の生け花。全員で活けた花は豪華でした。
そして、静寛院もまたある思いを。
家茂さんと過ごした大奥にいませんと、江戸にいる意味もございません。
みな、それぞれに大奥での思い出を大事にしたいと思っているようです。
ここで、小松帯刀(瑛太)との再会とは、神様も粋な計らいをしてくれます。
昔のことなので、思い切って申しますが・・・やはりやめます・・・やはり申します。
実は私はあなたをお慕いしていたのです。
知っていました。ジョン万次郎さんから聞きました。
ではそれを承知の上でおき聞いたします。
もし、斉彬様からの養女のお話がなかったら、私と一緒になってくれましたか。
それを聞いてどうなさるのですか?
私のあの頃の気持ちにけりをつけてやりたいのです。
私の答えは・・・亡き夫家定に相談いたします。
ずるいなぁ、それは。
いい再会でした。でも、おそらくこれが再会であり、別れでもあるんでしょうね。帯刀の足は相当悪いようです。帯刀にはそれがわかっていたからこそ、再会に来て、天璋院に昔の想いを告白したのでしょう。他の幕末の武士とは一味違った美しい生き方だなと思いました。
私にとって、あの頃の薩摩での思い出は宝物です。
天璋院のこの言葉を胸に去って行く小松帯刀、感動的でした。
キャスト:篤姫/天璋院(宮崎あおい)、和宮/静寛院(堀北真希)、徳川家茂/慶福(松田翔太)、孝明天皇(東儀秀樹)、村岡(星由里子)、観行院(若村麻由美)、庭田嗣子(中村メイコ)、井伊直弼(中村梅雀)、幾島(松坂慶子)、滝山(稲森いずみ)、お志賀(鶴田真由)、本寿院(高畑淳子)、小松帯刀(瑛太)、西郷吉之助/隆盛(小澤征悦)、大久保正助/利通(原田泰造)、勝海舟(北大路欣也)、坂本龍馬(玉木宏)、お琴(原田夏希)、唐橋(高橋由美子)、お近(ともさかりえ)、お龍(市川実日子)、ジョン万次郎(勝地涼)、徳川慶喜(平岳大)、島津斉彬(高橋英樹)
原作:宮尾登美子 『天璋院篤姫』
脚本:田渕久美子
篤姫公式サイト: http://www3.nhk.or.jp/taiga/index.html
篤姫 第49回 視聴率: 27.8%



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