ストロベリーナイト 第1話
どうして母は娘が警察官になることを認めたのか?
ドラマ『ストロベリーナイト』の大きなテーマです。
冒頭、賃貸住宅情報誌を材料に「一人暮らしは危険だから断固反対」と執拗に食ってかかる母、姫川瑞江(手塚理美)と出勤前にうざいなぁという面持ちで逃げるように出て行く姫川玲子(竹内結子)。
異様なほどの母の心配ぶりが印象的です。それなら、どうして母は娘が警察官になることを認めたのか?という疑問が沸き起こります。特に警視庁の捜査一課なんて、一般人から見たら、危険この上ない職場だと思うんですけどね。
そもそも玲子はなぜ警察官になったのか?
玲子が高校生のときに暴行を受けたのが原因なのは確かです。ただ、レイプ体験を理由にということなら、カウンセラーになるとか、大学の心理学の教授になるとか、ほかにも選択肢はいろいろあるけど、第一線の警察官を志望したのはなぜなんでしょうね。その動機も解明できたらなぁと思います。
さらに、母とは対称的に妙に理解のある父、姫川忠幸(大和田獏)との家庭も気になります。第2話は脚本家が代わるので、引き続きこういった3人の親子関係が描かれるかどうかは不明です。ちょっと注目したい点ではあります。
後、ノリこと葉山則之(小出恵介)の過去も気なります。
さて、第1話は『シンメトリー』。
10年前に列車転覆事故の原因を作った米田靖史(北上史欧)が線路上で轢死。縦に左右に真っ二つになって死んでいました。その10年前の事件を調べるうちに、徳山和孝(滝藤賢一)、小川睦男(村上かず)、小川実春(藤本泉)らの関係が次第に明らかになってきます。
シンメトリーに執拗に固執する徳山和孝の存在が次第にクローズアップされていきます。最初から徳山が犯人として捜査していくような玲子のやり方は、無謀というかちょっと強引な気もします。結果的には、今回は吉と出ましたが、確実性という意味では不安でしょうね。
さてさて、核心部分です。
小川実春(藤本泉)のほくろの位置が左右対称だったのが、徳山和孝が実春を好きになった理由でしょうか。挨拶を始めた時点では顔しか見ていないわけだから、その線もありですね。さらには名前も左右対称なんですね。徳山には究極のシンメトリーな女性と映ったかもしれません。
小
川
実
春
で、結局は電車に左半身がつぶされてしまった実春の死に方を見て、米田や小川睦男の最期を決定したかのようです。小動物から始まって、最終的に人間にエスカレートするのは、実際に神戸の小学生殺人事件(「酒鬼薔薇」事件と言えばわかりやすいでしょうか)でもありました。
左右対称は徳山和孝の美学。
玲子から見ると、日下守(遠藤憲一)や徳山和孝のような性格は理解しがたいかもしれません。
最後に「きれいだったろ?」という徳山に対して、玲子は
夕焼けで光るレールも満月もきれいだとは思う。でも、あんたがやったことは全然違う。命への、最も美しいものへの冒涜よ。
と声を荒げて怒りをぶちまけます。でも、まあ、玲子にはもうちょっと机の上をきれいにしてから怒ってほしいって思いますね。
キャスト:姫川玲子(竹内結子)、菊田和男(西島秀俊)、石倉保(宇梶剛士)、葉山則之(小出恵介)、湯田康平(丸山隆平)、今泉春男(高嶋政宏)、橋爪俊介(渡辺いっけい)、日下守(遠藤憲一)、勝俣健作(武田鉄矢)、姫川忠幸(大和田獏)、姫川瑞江(手塚理美)、國奥定之助(津川雅彦)、井岡博満(生瀬勝久)、姫川玲子(岡本あずさ)、大塚真二(桐谷健太)、佐田倫子(国中涼子)、小峰薫(田中要次)
原作:誉田哲也 『シンメトリー』
脚本:龍居由佳里、林誠人、旺季志ずか、黒岩勉
主題歌:GReeeeN 『ミセナイナミダハ、きっといつか』
『ストロベリーナイト』公式サイト: http://www.fujitv.co.jp/strawberrynight/index.html
ストロベリーナイト 第01話 視聴率: 16.8%

