2008年9月 7日

Tomorrow 第10話(最終回)

私、森山先生みたいなお医者さんになりたい。

えーーーーっ!?そんな急に。
田中愛子(菅野美穂)に大学をやめるって言い出した田中七海(黒川智花)、何事かと思ったら医者になるだって?
今まで、母の死の原因となった医療ミスの真実を追究するために弁護士になるんだって気合入れてたのに、何ですか、この急な変わりようは。法学部やめて医学部に入りなおす気?

医療ミスの件、そんなたいしたテーマじゃないんだったら、最初っから法学部の学生なんて設定にしてなかったらよかったのに・・・。無理矢理最終回で帳尻合わせたようで、がっかりでした。

もう終わっちゃうんですねー、この病院。

そうなんです、終わっちゃうんですよ、この病院もドラマも。

最後の最後で大事件が発生。西山室市がリゾートタウン化するカウントダウンフェスティバルの会場で大事故。現場には副市長蓮見洋治(陣内孝則)やその娘もいて頭を怪我して硬膜下出血に。さらには、西山室市民病院の閉鎖に反対する署名を集めていた田中愛子もいました。事故に巻き込まれてしまいます。こちらは腸管破裂。2人とも命が危ない状況です。

これは西山室市主催の祭りなわけで、責任が問われそうです。もうリゾートだとか言ってられなくなるのは間違いないところです。

で、閉鎖した西山室市民病院が急遽治療の場になるわけですが、手が足りないです。閉鎖した病院に残っていたのは、森山航平(竹野内豊)と仙道郁夫(岸部一徳)だけ。そこに怪我人が続々と運び込まれてくるわけで、大変なことになっています。

そんな中、新しい就職先探しで忙しい他の医師や看護師が事故の話を聞きつけて戻ってきます。遠藤紗綾(緒川たまき)もいました。そして市民たちも何かできないかと協力します。みんなこの西山室市民病院が好きなんですね。それを見ていた副市長、

市のために市民がいるんじゃない。
市民のためにこの市があるんです。

最後の最後でいちばん大事なことに気づきました。一人の人間として、西山室市民として何かを感じ取ったことでしょう。

でも、きれいごとではすまされないんですけどね。

お金がない状況は、同情や市民の頑張りだけで解決する問題ではないです。何でも気持ちでカバーできるんなら、最初から市民が力を合わせていればいいんですけど、それで無理だと判断したから病院閉鎖への道筋ができたわけでしょ?経営をなめてもらっては困ります。今、病院閉鎖は回避できたとしても、いずれ近い将来、この問題が再燃するのは必至です。問題を先延ばしにしただけで終わったような気がしました。

一致団結して頑張るという姿は美しいですけどね、それがすべてだっていう描き方はちょっと納得いきませんね。

開業医が市民病院の施設を使い、市民病院内で自分の専門の診療科を受け持つという、持ちつ持たれつの考えはいいアイデアだと思います。それでも、赤字が縮小しただけで黒字にはなっていないという現実を忘れてはいけません。

最後のシーン、病院の屋上で朝日を見ていた森山航平と田中愛子だけど、どうして2人は左手で握手してたんですか?右手ではいけなかったんですかね?田中愛子の意識が戻る前の病室では右手を握ってたけど・・・左手なのは何か意味があるの?この左手に指輪をくださいとかいう意味?うーん、わからないや。

ひかり

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)、安達裕也(袴田吉彦)、仙道昌江(水沢アキ)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第10話(最終回) 視聴率: 14.1%

2008年8月31日

Tomorrow 第9話

今日のテーマは尊厳死です。
仙道郁夫(岸部一徳)の妻、仙道昌江(水沢アキ)は自分が経営する内科の医院長。患者第一で診療を続けた結果、ある日いきなり西山室市民病院で倒れてしまいます。

医者の不養生というか、よく病院関係者が倒れるドラマですね。それだけみんな自分の体を犠牲にして患者のために尽くしているということでしょうか。言い換えれば、西山室市民病院をはじめ、過疎地の地域医療は切羽詰ったところまで追い詰められているということでもあります。

その西山室市民病院の再建計画は、蓮見洋治(陣内孝則)の翻意で中止になってしまいます。

この病院がつぶれるか、この市自体がつぶれるか、どっちかなんです!

土下座する副市長ですが、すべてが計画通りに運んでいる気もします。副市長とて、自分の市をつぶすわけにはいかないし、病院を閉鎖してでも、西山室市を守っていかなければいけない。そのためには裏切りと思えることもしなくてはいけない・・・それが経営者たる者の仕事です。

経営者としては、蓮見洋治の方が遠藤紗綾(緒川たまき)より1枚も2枚も上だったということでしょうか。

遠藤紗綾(緒川たまき)が計画した脳外科専門セレブ病院も、有力代議士の前には断念せざるをえないんですね。セレブ病院にして今の西山室市民病院の赤字を減らして、さらに黒字化するのか、赤字はそのままにリゾート地にして黒字化を狙う大きな賭けに出るのか。

西山室市はリゾートを選びました。

そして話はまた尊厳死に戻ります。
仙道昌江は、自分が助からない病気になったときには延命措置はしないでほしいと願って遺書を書きます。それが尊厳死の宣誓書(リビング・ウィル)です。このリビング・ウィルには続きがありました。

私の希望は尊厳死だけど、もしあなたがそれに耐えられないなら、あなたが落ち着くまで私を生かしておいてください。

死んでいく私より、生きているあなたの気持ちを大切にしてください。
あなたの悲しみは私の悲しみです。

なかなか決心がつかなかった夫、仙道郁夫もついに

延命処置は中止してください。
それが彼女の願いです。

常にパートナーを思いやり、敬っている・・・こんな夫婦、うらやましいですね。

一方の遠藤紗綾。こちらも人工呼吸器をつけた母親がいます。置かれている状況は仙道夫婦と似たようなものですが、遠藤紗綾は、母との間には愛はないと思い込んでいます。たしかに、育児ノイローゼで失踪した母、幼い自分を置いて出て行った母を愛せというのが難しいですよね。

あの人に安らかな眠りが訪れるなんて許せない。

とは言いますが、延命措置を続けているのはそれだけではないでしょうね。自分をこの世に出してくれた母です。怒りの気持ちが大部分を占めていたにしても、心の片隅にほんの少しの感謝の気持ちもないではなかったでしょう。

母の財布の中の新聞記事のことを森山航平(竹野内豊)に指摘されて、ようやく母の思いを知ったのでした。

1993年 紗綾 東都大学医学部入学おめでとう。
1998年 紗綾 医師国家試験合格おめでとう。
2003年 脳外科医のホープとして紹介される。おめでとう。

母は、娘の活躍を喜んでいた、そして財布の中にお守りのようにして常に身につけていたわけですね。

そんな母の気持ちがわかったのと同時に、遠藤紗綾は真に患者と向き合うことにも気づいたのでした。でも、やっと気づいたというか、元々自分の中にあって鍵がかかっていた引き出しのようなものでしょうか。ようやく鍵が見つかった感じです。

来週、『Tomorrow 最終回』です。

ひかり

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)、安達裕也(袴田吉彦)、仙道昌江(水沢アキ)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第9話 視聴率: 10.4%

2008年8月24日

Tomorrow 第8話

看護師はじめ、職員のリストラ話が持ち上がると同時に、法外な差額ベッド代により患者の選別もスタートしている西山室市民病院。病院経営の黒字化、脳外科専門のセレブ病院への転向には避けては通れない茨の道です。

そんな中、原田和子(エド・はるみ)が倒れます。子宮筋腫の進行が早く、子宮を全摘出するしかないとのこと。でも、原田和子には婚約相手がいたとは・・・。え?結婚相手って、入院患者の小倉雅夫(光石研)だったのかぁ。これは思いっきり意外でした。小倉雅夫も原田和子も年齢不詳なんだけど、同年代なんですね。

病院で二度目に倒れたときは子宮からの出血がひどく、緊急手術をすることになります。
女性として子宮は、母親になるための必要条件です。そして、好きな人の子供を産みたいという気持ちを支えていく上でなくてはならない臓器なわけです。その子宮を失うことは、女性のいちばん大きな夢を捨てることにつながります。即決できるような問題ではないんですけど、原田和子だからこそ子宮全摘出もやむなしと決意したんですね。

結果的に森山航平(竹野内豊)の懸命で必死の努力で子宮を温存することができて、小倉雅夫と結婚できることになったのはよかったですね。原田和子が西山室市民病院の看護師長であることが再認識できたエピソードでした。

原田和子から遺族の苦しみのはけ口となった壁の穴の話を聞く田中愛子(菅野美穂)。

この穴の数だけ、助けられなかった患者さんやご家族の痛みがあるのよね。
これを見るたび悔しくて悲しくてどうしようもなくなる。
私たち看護婦はここから目をそらしたらいけないの。
無力に思えても逃げ出したらダメ。

田中好美(永島暎子)から原田和子へ、そして原田和子から田中愛子へと連綿と受け継がれる看護師の心意気です。看護師は何のために病院にいるのか、どう生きていくべきなのかを考えさせられる原田和子の言葉です。

それはそうと、今日は遠藤紗綾(緒川たまき)があんまり目立たなかったですね。
でも、気になる一言がありました。

マコト(沢木ルカ)の母親が迎えに来るから頑張れと励ましている原田和子を見て、

子供を愛さない親だっている。

って言ってましたね。
あれは自分のことを考えて言ってたんだと思うんですけど、どういうことなんでしょう?
今は意識不明で母親の元気な頃を想像することが難しいですけど、遠藤紗綾と相当ぶつかってたんでしょうか。
まあ、遠藤紗綾があの性格だから、「この親にしてこの子あり」みたいな遠藤紗綾も顔負けの猛烈な母親なのかもしれません。

次回『Tomorrow 第9話』でその辺のことも明らかになりそうで注目です。後、西山室市民病院が閉鎖という話も進んでいるみたいで、そっちも気になりますね。

ひかり

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)、安達裕也(袴田吉彦)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第8話 視聴率: 13.0%

ミキハウス

2008年8月17日

Tomorrow 第7話

市役所、市議会も巻き込んで、ついに西山室市民病院のセレブ病院化への道が動き出しました。
民営化するのではなく、セレブ病院にして金儲けをして市の赤字分を取り戻さなければならない。
もはや病院ではなく、一企業として動いているようです。

遠藤紗綾(緒川たまき)に向かって「人間の温かい心を持ってないのか?」って言うのは簡単です。でも、赤字のまま病院経営を続けていくことが何の解決にもならないどころか、市民の首を絞めることになることも忘れてはいけません。

遠藤紗綾も強い信念をもって動いているということは、示しておかなければいけないことですね。単に遠藤紗綾が悪者になったのでは、病院再生のドラマにはならないから。

こっちはな、必死なんだよ。
市民から石を投げられようとも、今は金儲けだけを考えなきゃいかんのです。

副市長の蓮見洋治(陣内孝則)の言葉も悲痛ですね。

こうして動き出す西山室市民病院のセレブ病院化ですが、またしても事件が。
当の遠藤紗綾が階段から落ちて心臓を強く打って心配停止。さあ、森山航平(竹野内豊)どうする?・・・なんだけど、森山はすぐに人工呼吸です、当然のように。

なんで森山先生は、遠藤先生のことを何の迷いもなく助けることができるんだろう?
森山先生は目の前に患者がいれば、どんな立場の人であれ、助けることしか考えてないんです。

田中愛子(菅野美穂)も他の看護師たちも、森山のような気持ちにはなれないようです。このシーン、看護師長の原田和子(エド・はるみ)がいなかったのが残念ですが、原田なら森山と同じように動いたでしょうね。

遠藤紗綾(緒川たまき)は自分が救急車で市民病院に運ばれていることをどう思っていたでしょうか?
自分のことでも「救急は受け入れるな」って言えるでしょうか?それなら、究極の経営コンサルタントですが・・・。

遠藤紗綾の緊急手術、最初は断固拒否していた片岡庸一(田中実)ですが、最高の場面で手術室に登場しましたね。でも、あれ、大量の出血がなくて正常に脾臓摘出の手術が終わってたら随分マヌケなタイミングでしたよね。予期せぬ事態が発生したから結果的に片岡の存在が役に立ったけど、ちょっと医者としては判断が遅すぎたと思います。

単なる美談で終わらせずに、その辺まで突っ込んだ描写をしてほしかったんですけどね。

遠藤先生のオペは僕一人ではできませんでした。スタッフ全員が遠藤先生を救おうと・・・目の前の患者を救いたい・・・設備より人なんだってほんとに思いました。僕は今のスタッフとともにこの病院を建て直して行きたい。

お互い歩み寄って病院の未来を考えていきませんか?

考えを変えるつもりはありません。ここは予定通り脳外科専門病院にします。

遠藤紗綾のこの意志の強さは尊敬に値しますが、市民病院のベッドに横になって言っても説得力はないですね。つまり、これで西山室市民病院は空中崩壊することになります。

今いる医師と看護師は全員解雇でしょうか?遠藤紗綾の息のかかった後輩を集めてくれば、西山室市民病院は一瞬にしてセレブ病院に早変わり。
現職が一致団結して反対しても、遠藤紗綾の決意を変えるのは相当に難しいですよ。

ひかり

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)、安達裕也(袴田吉彦)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第7話 視聴率: 12.9%

2008年8月10日

Tomorrow 第6話

二階堂志保(杉田かおる)、モンスターペイシェントですかぁ。キャスティングが絶妙ですね。

最近、モンスターペアレントが世間を賑わせていますが、病院でも好き勝手振る舞う患者がいるんですね~。「私は客」って顔をして傲慢な振る舞いをする人間は、学校や病院に限らずどこにでもいるもんですよね。やたらとジコチューな人が増えたのは何が原因なんでしょう?平和ボケ?みんな苦労してないから?つくづく嫌な世の中になったなって思います。

そんなモンスターペイシェントも病気には勝てないわけで、余命3ヶ月と診断されて自暴自棄になっています。そこに追い討ちをかけるように医療ミスが起こり、二階堂志保は意識不明になります。

これを喜んだのが出版社の編集長牧田(緒形幹太)。
二階堂志保は単なる金づるなわけで、もう1作仕上げてくれたら死んでもいい・・・なんて思ってる牧田。
どうせ死ぬのなら、医療ミスで死ねば、ガッポリ金が入ってくるという打算。

エゴが渦巻きます。

でも、今日の『Tomorrow 第6話』だと、医療ミスのシーンは必要なかったんじゃないかなって思います。
点滴のミスのところは抜きで、最初の余命3ヶ月と最後のデビュー作をつなげてもよかったんじゃないですかね?

もうすぐ死ぬ患者の気持ちなんかわからないでしょ?

あの二階堂志保のセリフをもっと深く掘り下げて描いてくれたら濃い内容になったはずなのに、途中の意識不明の件が前後と結びついてない気がしました。それに加えて、医療ミスが軽く扱われ過ぎかもって思いました。

朴訥としたしゃべりの仙道郁夫(岸部一徳)、二階堂志保のデビュー作を古本屋で見つけてくる田中愛子(菅野美穂)、床に頭を擦りつけて土下座する圭太(永田彬)・・・。謝ったり泣かせたりしたら勝負あったみたいな雰囲気じゃないですか。

田中愛子(菅野美穂)と田中七海(黒川智花)の母を死なせてしまった医療ミスがまだ当事者間では解決していない現状で、医療ミスって謝ればどうにかなるみたいな軽い描き方はちょっと合点がいきませんでした。

まあ、結果、二階堂志保も大事なことを思い出すわけで・・・。

死の直前のインタビューで遺作『陽はまたのぼる』を語る二階堂志保の晴れやかな表情はよかったですね。

誰かを幸せにしたかったら、自分が幸せになること。強くなること。
自分が何をしたいか考えればいいんだ。

デビュー作で出てきたこの言葉。二階堂志保も死の直前に自分の原点に戻れたのは幸せだったでしょうね。さらに、地方医療再生への提言までつなげたのは、うまいって思いました。

後、今日は森山航平(竹野内豊)も遠藤紗綾(緒川たまき)もそれほど目立たず、脇役の人たちがメインの回でした。こういう視点はちょっと意外だったけど、おもしろかったです。

ひかり

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)、安達裕也(袴田吉彦)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第6話 視聴率: 10.5%

2008年8月 3日

Tomorrow 第5話

自分は一人じゃない。河原さんは少なくともそういう思いの中で逝くことができたんじゃないですか。

河原のぶ子(佐々木すみ江)の葬儀の後、仙道郁夫(岸部一徳)のこの言葉を聞いた森山航平(竹野内豊)はどう感じたでしょうかね?
8年前に田中愛子(菅野美穂)の母親を死なせてしまった医療ミスのことが病院内に知れ渡って、孤独にさいなまれることになります。人の噂も七十五日と言うけど、実際は大変ですよね。いじめられた経験がある人、仕事で失敗して怒られた人、どうでしょう?孤独を感じたときに「自分は一人じゃない」って支えてくれる人が周りにいましたか?家族?恋人?

でも、森山航平には心の底から安心して身を任せて頼れる人がいないんですね。寂しいです。

そう、今日の『Tomorrow 第5話』、テーマは「孤独」です。
森山航平を孤独にしてしまった・・・病院内に噂を広めてしまったのは、かつて大学病院で同僚だった安達裕也(袴田吉彦)でした。市民病院再建のために遠藤紗綾(緒川たまき)に誘われて外科部長として赴任してきます。

右手をずっとポケットに入れていたのは何?って不思議に思ってたら、安達にも誰にも言えない過去があるようです。
ストレスのため、半年前から右手が言うことを聞かないとは、外科医としては致命傷ですね。
ひょっとして8年前の医療ミスの直接の原因は安達だったのかもなんて思ってましたが、そうではなくて、そこには大学病院内で渦巻くエゴがあります。安達のストレスもそこにありました。

外科医はな、みんな心の中にいくつも墓を立てて生きているんだよ。

重い言葉ですよね。結局、安達も孤独なわけです。

8年前の医療ミスの原因は森山航平ではなくて、上司である教授でした。それを知った安達は教授にたてついて、その結果睨まれてエリートコースから外れてしまうんですね。教授の命令は絶対ですから。いわゆる「白い巨塔」ですね。

うーん、今後医療ミスの裁判はどういう方向に進むんでしょうか?田中七海は弁護士になって当時の教授を引っ張り出してきて真実を暴くのか?姉の考えは妹とは別のところにあるようです。

母、田中好美(永島暎子)も最期は大学病院で孤独だったと思ってたけど、そこにも森山航平が見守ってくれていたと知った田中愛子。

あなたも覚悟を決めて。
患者さんが笑顔になれるように、私と一緒にがんばって。

過去を封印して病院の再建に力を注ぐのでしょうか?

それはそうと、副市長の娘、随分ハッキリした子供ですね。将来、田中愛子みたいな看護師になるのかな?20年後、田中愛子が看護師長で副市長の娘が若手看護師みたいなシーンが思い浮かびます。そのときには、田中愛子は今の原田和子(エド・はるみ)のような周りがよく見えて落ち着きのある看護師になっていることでしょう。

何を一人で悩んでるの?吐き出しなさい。

とか、原田和子のように優しく包み込む女性に成長しているかもしれません。

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)、安達裕也(袴田吉彦)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第5話 視聴率: 10.3%

2008年7月27日

Tomorrow 第4話

ヒノキオ

おおおおお、この子が男の子みたいと噂の沢木ルカちゃんですかー。

『ヤスコとケンジ』の多部未華子も『HINOKIO』で男の子の役をしてたけど、それ以上に男の子っぽいです。というか予備知識がなかったら、何の疑いもなく男の子だと思ってますよ。

沢木ルカ、堀北真希や黒木メイサ、南沢奈央、夏未エレナと同じSweet Powerの所属です。将来有望ってことで今から覚えておきましょう。まだ10歳。5年後ぐらいに中学生役かぁ。

あ、今回の役名はマコト。男の子っぽい名前だけど女の子の役です。
退院を迫られていると余計な心配をして感じてしまう子供。小学生なのに、周囲の顔色を見ながらいろんなこと考えながら生きているんです。わざと怪我をしたりして、痛いほど気持ちがわかります。

ここに入院患者の河原のぶ子(佐々木すみ江)が絡んでくるんですが・・・。

病院は老人ホームではありません。

遠藤紗綾(緒川たまき)に厳しく言われ、こちらは実際に退院を迫られています。足を怪我してるんですが、杖をついて歩けるんなら退院して通院でリハビリなどやってくれとのこと。病院再建を第一に考える冷酷で非道な遠藤紗綾の言葉です。

一方で、脳外科専門のセレブ病院に入院している遠藤紗綾の母親、植物状態で回復の見込みはないみたいで、それでも毎月50万円かけて一縷の望みにすがっている娘の気持ち。

前回の『Tomorrow 第3話』あたりから、少しずつ人間味のある遠藤紗綾も見せるような演出です。元は優しい思いやりを持った女性なんですよね。病院再建という使命を果たすために、心を鬼にして行動してるんでしょう。責任感の強い女性なんですね、きっと。

そう思うと、森山航平(竹野内豊)や田中愛子(菅野美穂)にキツイ言葉をかけるのも、自分の気持ちが揺らがないようにわざと言ってるように感じます。だんだん、遠藤紗綾を見る目が変ってきます。病院のみんなはどうなんでしょう?

『Tomorrow 第4話』にしてやっと原田和子(エド・はるみ)、看護師長が看護師長らしくふるまいましたね。

さすがにいろんな経験を積んできただけのことはあります。田中愛子みたいに向こう見ずに突っ走ることなく、冷静に考えて行動できるタイプですね。こちらも遠藤紗綾と同様、温かい人間味を持った女性で、そ知らぬふりをして河原のぶ子の住宅を手配したりして、いい人です。

他にも入院患者はいます。そう、田中七海(黒川智花)です。なんだか森山航平のこと好きになったみたいですけど・・・。

私の母親、大学病院で殺されたんです。

田中七海が弁護士になろうと思った理由が、医療ミスで亡くなった母の死の真実を明らかにして、医者を訴えることだったんですね。姉も知らなかった七海の思い。七海の熱さは愛子以上かもしれません。

森山航平が母の手術の執刀医だったことを知ったら、どんな反応を見せるでしょうか?
来週が修羅場でしょうか?ついに佳境に入ります。

人間はどこで生きるかではなくて、どう生きるかが大事なんだ。
逃げずに踏ん張りなさいよ。

森山航平を勇気づけた河原のぶ子が死んでしまいました。逃げずに頑張ろうとした矢先に心の拠り所をなくした悲しみと、心臓疾患があることを知っていながら退院させてしまった自分を責める思いが交錯して、やるせない気持ちになっている森山航平の姿がものすごく印象的でした。

でも、この死がきっかけになって愛子に自分の過去を明らかにする決心をしたんですね。

最初は何にも言わずにこの町を出て行こうと思ってた。
いつでも逃げずに真っ直ぐ患者さんと向き合う君の姿を見ていて俺も逃げたくないと思った。
君に話すことがある。

俺のせいなんだ。
君のお母さんを医療ミスで死なせたのは俺なんだ。

あそこで笑ってしまうのが菅野美穂らしいところですが、驚愕の事実を告げられて、田中愛子はどんな態度を取るんでしょうか?一緒に病院を支えていこうと思った森山航平に裏切られたような取り残されたような感覚が伝わってきます。妹の七海にはどのタイミングで話すんでしょうか?今から胸が詰まりそうです。

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第4話 視聴率: 10.8%

 iTunes Store(Japan)

2008年7月20日

Tomorrow 第3話

最初、いきなり何の前触れもなくバイクの息子が父の元にやってきて就職祝いを返したのは・・・。そう、今日のテーマは親子の絆。

父と子の間にあるわだかまりの感情。父と子ってお互いの気持ちを腹を割って伝えるなんてことはあんまりしないから、誤解があればすれ違ったままだし、どんどん疎遠になったりします。その辺が『Tomorrow 第3話』、うまく描けてると思います。それに加えて、両親と喧嘩すらできない田中愛子(菅野美穂)の境遇に結びつけているところはうまいなぁって思いました。2つの生体腎移植が親子の関係を修復へと導くのは、感動しました。ベンガル、渋いですね。セリフなしで目や顔の表情だけで演じられる俳優はそんなに多くないです。

そして、このドラマ『Tomorrow』の大きなテーマが病院の再建。

こんな風に書くと血も涙もないやつだとか言われそうですが、倒産したのでは元も子もないんです。小児科や産婦人科を閉鎖してでも金になる透析センターを作るのは、経営者としては賢明な判断だと思います。経営が軌道に乗ってから不採算の診療科に手を出しても遅くはないです。赤字が解消できずに病院がなくなることを考えたら、合理的でしょう。

経営者としては、遠藤紗綾(緒川たまき)はすばらしいと思います。彼女もみんなからは嫌われる立場だけど、病院の建て直しという使命があるからこそ、心を鬼にしてやってるんでしょう。

子供の患者が夜トイレに行くのが怖いと言ったのを聞いて、一緒についていくシーンを見て、血も涙もないやつだと思っていた遠藤紗綾が実は優しいところも持っていることに気づいたことでしょう。まあ、人間ですからね、冷酷な中にも人間味があるのが普通かもしれません。人物を考えるときは、ついつい極端な性格を考えがちですが、人間って複雑にできてるんですよね。

まあ、遠藤紗綾が医師としてではなくて、元医師の経営コンサルタントみたいな立場だったらおもしろかったかもしれないですね。医師と経営者の兼任はやっぱり中途半端かなと思います。遠藤紗綾の違った一面を見た森山航平(竹野内豊)も、こっちはこっちでやっぱり医師としてではなく、経営陣として市役所の事務職員としての立場を貫き通してほしかったんですが、結局医師に戻ることに・・・。ちょっと残念かな。

久しぶりの現場復帰だから、森山航平も手術勘を取り戻すため、陰で努力してます。
イメージトレーニングって重要なんですね。『白い巨塔』の唐沢寿明を思い出しました。

さあ、次回はついに森山航平と田中愛子の過去の接点がクローズアップされます。田中愛子はどう感じるでしょうか?2人は今までどおりの関係を保てるのか、興味深いですね。同じ医療ドラマとして、『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』よりは内容が濃いです。

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

Tomorrow公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第3話 視聴率: 13.5%

2008年7月13日

Tomorrow 第2話

なぜ田中愛子(菅野美穂)は、市民病院の現状維持に躍起になるのか?
もちろん、この町で生まれ、育ち、母が看護師として勤めていた病院で自分も看護師をやってるからというのは理由になるかもしれないけど・・・。

それにしても・・・。

なぜ一介の看護師が医師にたてついていくのか?ってのが不思議です。
普通は誰かと相談してとかあるんだと思うけど、先輩看護師をも差し置いて一人突っ走る愛子の行動が不思議です。

どこまでも自分を信じて突っ走る性格なんだろうか。それとも、他にもまだ理由があるんだろうか?いろいろ考えてしまいます。それほど愛子は熱いんですよね、最近で珍しく。

一方の遠藤紗綾(緒川たまき)も、確かに全権委任されているのかもしれないけど、自分の思いのまま改革を進めていくやり方はどうなんだ?って思いますね。

こんな2人、遠藤紗綾と田中愛子はどこかで相容れることがあるのか?
このドラマの主題の1つだろうと思います。
まあ、ドラマ的には、遠藤紗綾(緒川たまき)が譲歩する流れかもしれないけど・・・。後、判官びいきの日本人としては、どんなに赤字がかさんでも市民のために病院を存続させようという側を応援したいんだろうけど、そんな簡単なものじゃないですよね。

実際問題、地方の赤字経営の公立病院の多くは地域のため、患者のために現状維持で存続させていると思うけど、市政にかなりの負担になってるのも事実だし、避けては通れない問題になっているところもあるでしょう。

この相容れない2人の気持ちが少しでも変わるとすれば、何か重大事件が起こるときなわけで・・・。かなり身近なところで大きな事件が発生しました。

愛子の妹、田中七海(黒川智花)の脳には先天的に問題があって、手術をした方がいい。そこで「セレブ病院」と呼ばれる高度な医療を提供できる脳外科専門病院で手術を受けさせるかどうか悩む愛子、結局、脳外科専門病院での手術を受ける決意をするんですが・・・。

命をお金で買うのね。

と遠藤紗綾言われて、反論できない愛子。とりあえずは、愛子が譲歩したのが第2話ということでしょうか。
この後事態は急転して、緊急手術。森山航平(竹野内豊)がメスを握ることになってしまいます。

手術後の愛子と航平の会話。

資格がないって言ってたけど、目の前に患者がいて治したいと思ったら医者。
医療は平等じゃないのかもしれない。人の命の重さは平等だと思う。この市民病院の再建を手伝わせてくれないか・・・医者として。

結局、森山航平、医師として医療現場に戻るかぁ。
うーん、何のために市役所職員の設定でスタートしたんだか。ちょっと不満です。次回から、ただの医療ドラマに成り下がるのか、いろいろ考えさせられるドラマなので、もうちょっと見てみたいと思います。

最後に。
今回、ボソッと言っただけで、流されてしまった感のある仙道郁夫(岸部一徳)の一言。

どんどん逃げて、傷が治ったらまたやり直したらいいんですよ。

あの言葉は、どこかで重要な意味を持ってくるんでしょうか。

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第2話 視聴率: 13.9%

2008年7月 6日

Tomorrow 第1話

ちょうど昨日7月5日、ヤフーニュースで『半年先まで分娩予約でいっぱい 妊娠判明即病院探しに奔走』という記事を読みました。

分娩予定日は通常、妊娠9~10か月目とされる。7か月先まで空きがないということは、妊娠2か月目までに受診しなければ間に合わない計算だ。ところがこの時期は自覚症状が少ないという。つまり、受診が遅れると予約が取れない、なんてことにもなりかねない。「小さな病院は医師の数も、ベッド数も少ない。そのためすぐに予約でいっぱいとなってしまう。また、分娩できる施設の数自体も減っていて、妊婦さんは手当たり次第病院に問い合わせている」

たまたま偶然読んで、あらためて産婦人科の現状に驚いたんですが・・・。

妊娠2ヶ月あたりで自覚症状もないかもしれない時期に、出産の予約を取っておかなければいけない・・・これは大変なことです。

でも、産婦人科医が減っているのは今に始まったことではないです。出産は、24時間いつでもありうることで、産婦人科医が他の科の医師に比べてハードワークになるのは想像に難くないです。

そんなことを考えていたところに、この『Tomorrow 第1話』です。

訳ありの妊娠9ヶ月の安田涼子(大沢あかね)が出てきてビックリしました。産む病院がない。今から探しても、とてもじゃないけど間に合わない。バスルーム出産しかないではないか・・・みたいな。

最近の世相を反映したような医師不足で多くの負債を抱えた地方の病院が舞台のこのドラマ。

凄腕の脳外科医、遠藤紗綾(緒川たまき)の処置で、事なきを得た安田涼子でしたが、一難去ってまた一難。花火の暴発で怪我をした人たちの中に、またしても安田涼子が。ここでついに、医師としての森山航平(竹野内豊)がヴェールを脱ぐわけです。

ここからがこのエントリーの主題でもあるんですが。

涼子(大沢あかね)の容態が一刻を争う危険なもので、周りには医療行為を行ってはいけない看護師しかいない。そんないきなりの緊迫した場面で、颯爽と登場してきて適切な処置をする森山航平はカッコイイと思います。

でも、そんなドラマは見たくない!!
森山航平には医師としてではなく、純粋に市役所の職員として病院の経営再建に力を注いでほしいんです!

元医師という立場は利用すればいいと思うんですけど、医師もやる、病院の経営にも口を出すってのは欲張りすぎでは?二足の草鞋は中途半端になるのでは?という不安がよぎります。日曜日の9時のこの枠のドラマは、いまいちピンと来ないものが多くて、今回もどうかなと半信半疑なんですけど、いわゆる「医療ドラマ」にはないものを見たいと思います。

オープニングの町がきれいでした。海もきれいでした。場所は東伊豆でしょうか?最後の屋上からの展望のシーンもよかったですね。これから3ヶ月あの美しい景色を見続けられるドラマを展開していってほしいです。

キャスト:森山航平(竹野内豊)、田中愛子(菅野美穂)、遠藤紗綾(緒川たまき)、田中七海(黒川智花)、原田和子(エド・はるみ)、加藤圭太(永田彬)、杉山麻衣(橋本真実)、滝沢希美(有村実樹)、三島千夏(秋田真琴)、マコト(沢木ルカ)、橋元聡子(氏家恵)、金子歩(村松利史)、薮内二郎(六角慎司)、片岡庸一(田中実)、柿沼高太郎(志賀廣太郎)、安田涼子(大沢あかね)、安田早苗(松田美由紀)、田中好美(永島暎子)、蓮見洋治(陣内孝則)、仙道郁夫(岸部一徳)

脚本:篠﨑絵里子
主題歌:星村麻衣 『ひかり』

公式サイト: http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/
Tomorrow 第1話 視聴率: 16.8%